株式会社ネクストビート(本社:東京都渋谷区、代表取締役:三原誠司)は、スタートアップ企業と行政が協働する地域課題解決プロジェクト「Urban Innovation KAWANISHI」に採択され、実証実験を経て、兵庫県川西市の公立保育園、認定こども園、幼稚園全13施設において、当社が展開する保育士・幼稚園向けICT業務支援システム「キズナコネクト」の導入が決定したことをお知らせいたします。 川西市では、保育園・幼稚園の最重要課題でもある「採用」に直結する保育士の勤怠管理、給与支払い等の事務作業に膨大な時間を要しているという現状の課題を解決するため、昨年12月より約4カ月間当システムを導入し実証実験を行いました。効果検証の結果、煩雑な手続きがデジタル化されたことで事務作業の効率化が図れ、保育現場の負担軽減に寄与することがわかりました。※キズナコネクト画面イメージ実証実験中に行った市内の公立保育所、認定こども園、幼稚園13施設で働く職員へのアンケートでは、勤怠管理への負担とシステム化に対する前向きな意見が多くあり、本格導入への後押しとなりました。川西市では導入後も引き続き検証を行い、職員の働き方改革や保育の質向上を目的にICT化を推進してまいります。【アンケート内容】目的:現場職員のICT活用状況を把握し、ICTが現場の環境改善に有効かを検証するための基礎資料とする実施主体:川西市とネクストビート社の共同調査対象者:川西市の公立保育所、認定こども園、幼稚園の13施設で働く全ての職員(回答人数313名)回答方法:各自スマートフォンからgoogleフォームに入力実施期間:2021年3月12日(金)~3月23日(火)1. ご自身の勤務する施設形態を選択してください2. 職員区分を選択してください3. 職種を選択してください4. 年齢を選択してください5. 勤続年数を選択してください6. ご自身で所持している携帯端末を選択してください※複数回答可7. 自身のスマホ等で日々のシフトを確認できたら便利だと思いますか8. 自身のスマホ等で毎月の労働時間数を確認できたら便利だと思いますか9.自分のスマホ等で自身の有休残日数を確認出来たら便利だと思いますか10. 自身のスマホ等で休暇申請、時間外勤務申請ができたら便利だと思いますか11.現在の勤怠管理で不便に感じることはありますか?※複数回答可12. 勤怠管理がICT化されることによって不安に感じることは何ですか※複数回答可13. 勤怠管理をICT化するうえで必要だと考えることを教えてください。※複数回答可【川西市におけるキズナコネクト導入機能(抜粋)】・シフトの作成、管理必要配置人数や有資格者数等を考慮した月次・日次シフトの作成が可能です。日々変動するシフトの修正も簡単に行えるような仕様になっています。特に管理が大変なパート勤務の方のシフト計画時間数の確認も簡単に行えます。・勤務実績の管理ICカードを使って打刻をし、立てたシフト(所定労働計画時間)と実際の勤務打刻の予定と実績が簡単に管理できます。また、休憩時間も労働基準法に則り、自動で差し引く設定もできます。・残業、有給休暇等の申請・管理残業や有給休暇、特別休暇等の申請・承認ができます。有給休暇の残日数管理や、年次有給休暇管理簿の作成も可能です。各申請は、シフトや勤務表にも自動反映されますので、確認も簡単です。・給与計算に必要な集計データの作成、給与ソフトとの連携も可能変形労働制などの多様な働き方に合わせた勤務体系設定ができ、設定別の勤務データ集計ができます。集計したデータはすでにご利用中の給与ソフト(一部対象外)への連携が可能です。厚生労働省は2020年12月21日、待機児童の解消に向けた「新子育て安心プラン※1」を公表し、2021年度から24年度末までの4年間に、保育の受け皿を新たに14万人分確保する目標を掲げています。計画では、保育園の整備に加え、短時間勤務の保育士の活躍促進などの取組を推進することがあげられていますが、保育士の確保は喫緊の課題となっています。また、参考資料として掲載されている「東京都保育士実態調査報告書(令和元年5月公表)※2」によると、保育士が退職した理由として、仕事量が多いことが27.7%という結果になっています。この状況を改善するためには、保育士の業務負担を軽減させ、保育士の働きやすい環境を整えることが急務です。キズナコネクトは、保育士の事務作業を効率化することで、負担軽減はもちろん、保育士の長時間労働の是正や実情に合わせた適正な待遇の実現を推進し、保育士確保のみならず、保育園に通う子どもたちや保護者に対する保育の質向上を支援してまいります。※1 新子育て安心プランhttps://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000707805.pdf ※2 東京都保育士実態調査報告書(令和元年5月公表) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/03/06/documents/05_01.pdf ■Urban Innovation KAWANISHIについて「Urban Innovation KAWANISHI」は、Urban Innovation JAPANの枠組みを活用したもので、スタートアップと行政職員が自治体の抱える課題に対する解決策を開発し、実装を図り、市民サービス向上と新たなビジネスの創出の実現を目指すプロジェクトです。https://urban-innovation-japan.com/entry/kawanishi-city/■キズナコネクトについて保育士・幼稚園向けICT業務支援システム。シンプル・便利さにこだわり、わかりやすい作りや操作の簡単さを追求。労務管理や保育料の計算など保育経営に重点を置いた機能や、写真やお知らせといった保護者向けの情報発信機能などを完備。業務の効率化とサービスの向上を実現します。https://kidsna-connect.com/site/※「ネクストビート」、「キズナコネクト」の名称及びロゴは、株式会社ネクストビートの商標又は登録商標です。※「キズナコネクト」は、株式会社ネクストビートの事業である「KIDSNA」™が展開するサービスの一部です